chikyuwatomodachi’s diary

地球はともだちのお話

恐るべし!デュエルマスターズ・カードゲームのシステムとお金の学びのはなし

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息子が私の隠し財産であるピン札の入った財布から
コッソリ抜き取ったのは数年前のこと。

それは、以前住んでいた集合住宅で起きた。
購入したカードの袋がゴミ置き場に散乱しているのを見つけて、刑事事件の案件を嗅ぎつけたコロンボの様な顔つきで学校公開の中、息子の元へ詰め寄った。
私の中には警察官のDNAが濃くある。
その、ニオイに気づく能力は高いのだ。

もう逃げられない!と危機感を感じた息子は
ウソをつけずに口を割った。

あれから、何度となくお金のトラブルを家庭内で
起こしてきた息子に必要不可欠な
【お金キーワード】のきっかけ、
それは【デュエルマスターズ】という
カードゲームだ。

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このカードゲームは子どもたちの間でかれこれ
20年選手の人気のアイテムだ。

現在は当時の子どもだった人も、大人となって
自分の子どもと一緒にカード大会に参戦する人もいるそう。

大人買いで箱買いすることも定番で
人気の高いカードは高く販売され、安いカードは
人気が無いという花札🎴さながら。
 
さて、このカードについて調べていくと
明らかに子ども心を擽る以上のシステムを感じた。
いわゆる、ネットワークに類似しているのだ。

元々はアメリカのWizards of the corst社から日本の株式会社タカラへ販売権を取得し現在のタカラトミーへ。

購入したカードのやり取りになり、お金のトレードでは無いため問われることはないが
親にナイショでカードを購入したり
友達から譲り受けたカードをきっかけに
増殖させたくなる。

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次に息子は、おばあちゃんの別財布から家金を
持ち出し箱買いをしてきた。
当然、猛省していたが喉元を過ぎれば
またカードゲームをしたくなる。
そんなトラブルが全国で起こっているはずだ。

今回は捨てカードを店舗にいた声をかけてきた
知らない大人に代行してもらい
お金に替えていたのだ。アカン奴だ!


ここまでは前置き。長い前置きだったが必要な話。

繰り返し起きる息子のお金のトラブルに
バツを与えるだけでは解決しない。
念書は書かせたが、それだけでも収まらない。

タカラ社を訴えても良いのだが、あまり現実的ではないので、売上で得た分をこども食堂に投資してもらうことにするとして。。。

お金の教育について息子と学ぶことに決めた!

実際、親である私だってお金については良く知らないのである。
これは、学ぶのが一番!

ここから、お金についていくつかの記憶と向き合うことした。

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昭和50年代初め、兄たちの世代間でブームになったのは近所にできた溜まり場。
50円玉を握りしめ、近所にできた駄菓子屋の隣
にあるゲームセンターへ。

お金はあっという間にマシンに飲み込まれ
消えた。

兄たちはお金を持っているし、ゲームに夢中になっている。話しかけても、相手にされず悔しくて
トボトボと歩き出した。

私は口に出して
「お金、お金、お金よ出て来い。」

道路脇に溜まった枯れ葉の上を歩きながら
カサカサと音をたてる。

その時、伊藤博文氏が笑っている。
枯れ葉に馴染みながら微笑んでいる。

千円札をそうっと拾うと、それは現実になる。

大金を手にした私は急いで溜まり場に戻る。

さっきまで、無視していた兄に

「千円拾ったよ!」

と言うと。それまで、ゲームに夢中で無関心だった
私の顔を見てひと言。

「スゲ〜!」

それから、この千円札について話し合い。
兄たちだって普段手にすることのない金額だ。

兄の自転車の後ろに揺られながら、駅前交番まで
向かう。

幼い私のお金の記憶に深い色を残したのは
枯れ葉の茶色と千円札は同化していて
出て来い!と願えば、枯れ葉がお金に変わること。

お金の記憶、それは生み出す感覚。

お金のニオイを嗅ぎ付ける。

「すごいニオイ」#ジェットウォッシャー「ドルツ」


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