chikyuwatomodachi’s diary

地球はともだちのお話

元旦こども食堂リポートからの国策について考える

今回はキタナラこども食堂へ行って参りました。

と言っても、あれから1週間以上の経過。

正月からの早いこと早いこと。

今日は風邪引いて布団の中からリポートのブログを
綴ってマフ。(🐽鼻づまりのため)

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さて、年末母マリ子と二人で昔懐かしいラーメン屋さんの清水屋さんへ。
知る人ぞ知る、名店です。

ここでは、必ず担担麺を頼む。
普通の担担麺とはおよそ違う、広東麺風のトロ味と
ピーマンと筍のベストマッチ。

食べ終わる頃に、壁に貼ってあるポスターに
目が行く。

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〈キタナラこども食堂のチラシ〉


あ〜
こんな地元にもあるんだね。
こども食堂

ってな訳で、スケジュールをチェックすると
なんと正月早々に開けるらしい。

なかなか、無いでしょう。
元旦からやっているところ。

そこで、息子と相談して顔出しに行きました。

そうそう、友人の水ようかんも誘って。

貧困層のこどもだけじゃないよ。
マスコミの触れ込みで、そんなイメージが定着してしまったけれど誰でも行けるんだから。


人っ子1人いない、元旦の夕方にスーパーマーケットの前で待ち合わせ。
水ようかんは暗がりにポツンと立っていた。

シルエットで確認して、声をかけると
「は〜い、どーもどーも!」
 
私の中の細やかな計画でもあった。

年の離れた友達を息子に出会わせるプラン。

なんつっても、この2人宇宙人である。



住宅街をフラフラと3人で歩くも、店が見つからない。
すると、水ようかんが何かヒラメいたとばかり小走りになる。

「この辺に確かあった、小ぢんまりしたカフェだよ。」


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ようやく見つかると、もう片付けている様子。

17:00〜19:00まで。

15分前に到着!


自宅カフェは美味しそうなクレープ屋さん
その場所でこども食堂もやっている。

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扉を開けると、何やら賑やかに笑顔で声をかけてくれる女性と奥で作業する女性の2人。

お店のデッキで片付けされるお二人の4人。 

食材を運んできた、おじちゃん入れて5人。

平成16年から始めたらしい。

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今日のメニューはお正月らしく、お雑煮とお節料理。

黒豆はふっくら、栗きんとんもある。

私は昼からのお屠蘇で既にお腹いっぱいに食べてから来店だったので、男子2人に任せた。

二人共、雑煮をおかわりして
私の分も分けてたいらげた。


店主のマダムは白髪混じりの気風の良さそうな方で
「私はこどもキライなのよ!ワガママじゃない?」

と驚きの言葉。


しかし、そんな中に愛がある。

こどもはいつか大人になるからと話してくれた。



全国のこども食堂は膨らみに膨らんで4000軒とも言われている。

しかし、継続するのは一筋縄ではいかない。


実際、私も貸し店舗での運営をしてきた。
こども食堂を知られる前だった事もあり
大家さんに理解して貰えるまで、本当に大変だった。

老朽化で閉店せざるを得ない状況であったが
これもご縁だろう。

実費や手前味噌の運営がほとんど、助成金
貰って運営している所も多い。

しかし、これは経営と似ていて運営者の手腕に
かかっている。

こども1人育てる親だって、最低2000万かかるのだから。

人様のこどもにご飯を提供するという神的なヒトは
数える程しかいない。

また、この活動が長く続くには資金が必需。

地球はともだちプロジェクトの活動から
こども食堂から見える縮図に
日本が経済的にも衰退の一途だという事に気づき
いち早く警鐘を鳴らしているが、まだまだ、だ。


国がまずどこにお金を投入するのか
その見極めが重要だ。


日本よりずっと貧しい国だと言われてきた国が
20年かけて成長率を上げている
そういう国が最初に投入したのは、教育費である。


全国のこども食堂に限らず、居場所事業の展開。

こどもは減っているが、未来を託したいという
構図を変えたいなら何にお金を払うか決めることが得策だろう。