chikyuwatomodachi’s diary

地球はともだちのお話

あなたは【ドラえもん】でどのタイプ?




家庭支援カウンセラーをご存知ですか?
半世紀に渡り不登校支援をされてきた教育者が
提唱している家庭内学校のことです。
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2015年、古い蕎麦屋の跡地を店舗として間借りしていた。店の内装なんてモノは酷くボロボロで
煤けた昭和44年の建物だ。
コンコンとノック
ガラガラ~と引き戸が開けられるとそこには
見覚えのない年配の男性が立っていた。

満面の笑顔でこう言った
「わたしは森薫と言います。ずっと、
あなたに会いたいと思っていました。」

聞けば、教育者だと言う。

そして、この店の店主の存在が気になって仕方なかった。それは外の黒板に書いてある内容を読んでいたからだそう。

黒板とは古い蕎麦屋のメニューはガラス越しの食品サンプルだったケースのガラスは無く、代わりに
ベニヤ板がはまっていた。

ベニヤ板が剥き出しなのを見て閃き💡
黒板塗料を塗った。
その黒板にはFacebookの投稿を更新する様に
何日間に一回、日記を書き綴っていた。

内容はお店の中で何をしているかや
こども食堂をはじめた内容だ。

隣の床屋さんに来る度に森先生はこの店の存在が気になって仕方がなかった様で満面の笑顔で帰って行かれた。

翌日、またご来店。

今度は何冊か本をもって来られた。
その本はご自身が出版されているものだ。

そしてまたニッコリと笑って

「ここにはね、スペシャルタレント気質の事が書いてあるんです。」

略してSP だそう。

「そうだな、あなたみたいな人はあまりいない
あなたはね、ドラえもんタイプ!」

えっ?ドラえもん?なぜ?ドラミちゃんじゃなく?

「そう、あなたはね。いろんな人に出会うとその度にその人にピッタリな道具をポケットから出してみんなを笑顔にするんだよ。」

独特のしゃべり口調が笑点圓楽さんそっくり。

「僕はね、いろんな子供たちに会ってきたから
お母さんたちが楽になるともっと楽になる子が増えると思っているんだ。」

そう言ってから、
わたしの店の月一回のおうちごはん会には
続々と人が集まりはじめた。

なんだか、楽しそうな話をしている。
森先生の落語の様な話に魅了される人が多く
企画イベントを開くと20人程の人が講座を受けにやってきた。

更には家庭支援カウンセラー制度なる資格講座を
受ける人が口コミで広がった。

森先生の提唱する学校へ行かない子どもたちに大切なフォローは家庭にあると言う。

この店を借りるきっかけのひとつに息子のいじめ疑惑による不登校があった。
当時、小3の息子はピタッと学校へ行かないことにした。
疑惑を辿っていくと、校内ではいろんな要因があった。
それを目視したので、即学校を隣町へ移した。

先生はその行動について、絶賛してくれた。
いじめを受けている本人にとって必要なのは
事実確認よりも新しい環境や守られる居場所だと。

家で整理していると、一冊の本が目にとまる。

今、学校へ行けない子どもたちだらけだ。
しかし、何も焦る必要などない。

必要なモノはポケットから出せば良いのだ。
また、何か困った事があったら不安にならず
時間を超えて見に行けば良い。

そして、わたしの周りにはあらゆるドラえもん
キャラクターが存在する。
どの役者にも役割があるのだ。

さて、あなたはドラえもんならどのタイプ?