プロフェッショナル 仕事の地球儀
地球儀をくるくると回して
「あぁ、この国にも行ってみたいなぁ」
と世界を旅している氣分になったこと
ありませんか?
わたしは20代の中頃、旅人。
大きなリュックサックに荷物を詰め込み、
行きたい町へ自分の足で歩く、
1人旅をしていました。
旅から戻ると、それまであった固定概念を
手放す事ができていました。
日本に暮らす中に感じていた、
《~なければならない》
という精神は非常にわたしの生き方には
合わなかったと氣づいたのです。
「あなたはプロですか?」
そんな風にプロかアマかを問われたことはありますか?
わたしは何度か。。。いや、かなりある。
「プロの歌手ですか?」
「プロの画家さんですか?」
貼りつけたウェキペディアによれば、
一流か?
技術はあるか?
お金を貰っているか?
などがプロと決めるポイントとなっている。
わたしの場合はひとつに収めることができないし。。。
いったい何をしている人か想像しづらいこともある。
けれど、どちらかと言えば何か人とは違うことをしている人なのでは?
と言う前置きがあっての質問が多いが。。。
わたしの思うプロフェッショナルとは
【どの道においても、自信を持って自分のやっていることに信頼性の高い人】
そこで、最近出会ったオモシロイ肩書きの人を紹介します。
《テニスコーチで燈師》
灯り、明かり、燈だ 😃💡
そんな初めて聞く言葉に反応してしまったが
テニスコーチっていうのがまた氣になる。
彼の名前は服部高久さん45歳。
燈明し(みあかし)
百聞は一見にしかず
なので、彼の作品を見ればどんなことを
しているかわかるが
『光の世界を演出するアーティスト』
空間の達人である。
なんでも素人時代から空間演出に興味を持ち
テニスコーチをしながら、ほぼ独学で進み
大きなコンペティションで優勝🏆
物凄いバイタリティだ。
そして、現在コロナ禍に感じた思いから
新たな作品を生み出した。それが、-Wa-
https://camp-fire.jp/projects/view/315983
光と闇はいつも背中合わせであるが
闇があるから光に目を向けられ
光があるから闇は色濃く深くなる。
出会いのきっかけは
才能学の七条正氏が主宰する
【朝陽を浴びる会】
でのご紹介でした。
🐻ちゃん(七条さん)から前以てに服部さんのクラウドファンディグのリターンに照明権があるからエミさんの壁画にもと紹介をいただいた。
ちなみに才能学でのわたしは金運人
そのお話はまた。
さて現在、ビルや学校・公共施設などに
壁画アートを描いているのだが
今回、壁画制作を完成させたビルの1階~5階のその場所は内階段になっていて、やや暗い。
小さな窓と蛍光灯。
無機質なセメント壁がそれを伝えている。
描く前には壁のひとつひとつに語りかけ
煤払いをして、ケルヒャーの蒸気でクリーニングした。
クモの巣がたくさんありホウキで払いのけ汚れている場所は念入りに磨いた。
ひび割れた部分にはセメントパテで補修もした。
とにかく、この建物の階段に絵を描き喜んで下さる方の笑顔を想像して。念入りに。
業者は入れず、ほぼひとりで描く。
そして半年間、遂に完成。
しかし、何かが足りない。
それは、あかり。温かな燈。
こうして、服部高久さんにラブコールをして
淡路島の花博でお忙しい合間にありながら
興味をもってくださった。
壁画の題材は一冊の手作り絵本。
原作がある。【ひとつぶの種】
これを三和製作所バージョンにして描いた。
作品の中にはいろんな生き物が登場する。
これに光を当たったらどんなに空間が映えるんだろう。。。
服部さんは予定より早く到着。
二人で駅前で待ち合わせし、向かう。
まだ、2回目の再会とは思えない程
氣さくな人柄だ。
現地に着き、1~5階までじっくりと見て
「ここは下から照らした方が躍動感が
出ますね…」
「わざとポイントを外す方法もあります。自分ならそういうやり方でこの絵を生かします。」
「ペンキの跳び跳ねた感じは敢えて残してもいいですね。その方が雰囲気が出るし。」
などなど、アドバイスをしつつフットワークよく階段を移動。
その軽やかさはテニス仕込みなんだろうな。
なんて思いながら。
市川の二俣新町の工場しかない街並みをあとにしつつ、彼はこう言った。
「こういう無機質な街は嫌いじゃないんです。むしろコンクリート素材が好きなんで。無機質な街を抜けてビルに入るとエミさんの
温かみのある壁画がある。このギャップがいいんですよ。」
そこから、移動し神楽坂ツアーに移動。
三和製作所の担当者であるユカチャンにはしっかり伝わったと思う。
彼女のサポートがあって、長くかかった
この壁画も楽しく描いて来られた。
そして、この空間演出の燈師にわたしの絵を
預けたら何のことはないリースビルディングの無機質だった階段に描いたオリジナルの作品を絵画として生かしてくれるだろう。
あの日、三和製作所のヒロキ社長が
「このビルを一人で最後に出るとき、真っ暗で寂しくて怖い感じがするんだよ。絵でも描いてあったら違うと思うんだけどね。」
の一言を思い出す。
そこに集まる会社のスタッフさんやご家族。
関係する障がい者施設のみなさんや小さなこどもたち。
描きつつ、後ろを通る方が声をかけてくれたときの笑顔。
そこへ集う方に照らす笑顔は温かみのある燈がいい。
その光はいづれ地球全体を照らすことになるだろう。そう、感じた。
そう思えた素敵な時間。
時計を見たら大幅に時間を超えていた!
ヤバイ!
神楽坂おもてなしツアーのヨーコさんと
七条さんにペナルティ付けられるわ!
こういう時に限って、Suicaをどこに入れたかあたふたするんだよな(笑)
神楽坂の駅を足早に抜けると、迷子になる前に綺麗な淡いピンク色の訪問着のヨーコさんが笑顔でお出迎えしてくれた。
《Emi のプロフィール》
ジュエリーアートの教室・講師
創作の作家
造形教室ecodecoKOBO
壁画作家
歌手ジャズ~童謡までオールジャンル
地球はともだちプロジェクト
循環型社会へのアナウンス
一般社団法人 食べものに感謝代表理事
循環型社会の提供
商品開発
こども食堂アドバイザー
この他に26種類の仕事を経験。