chikyuwatomodachi’s diary

地球はともだちのお話

島人~大和人【女ひとり旅】part.1


沖縄の旅から帰還。
2回目の緊急事態宣言がはじまり、1月下旬に宮古島で行う予定の壁画ワークショップは飛んでしまった。

次回がいつ開催になるか全く目処が立たない中、ふとしたご縁から沖縄県読谷村(やよみたんそん)へ。

それまで、溜まりにたまった予定をひとつづつこなしていた。
家庭では休む暇なく四六時中誰かが私の帰りを待ち、用事を申し付けてくる。
誰かと共に過ごすという事は時間を消耗しているという氣になった。
この自由にならない心理について考察し始めていた。

《大切な人と過ごす時間と自分時間のバランスだ。》

実家に約2年前より居住を移してみたものの、わたしの居場所が無かった。

絵を描き、jewelry制作の時間を作りたくても実質的に心地よい空間を作れない私が居た。

娘や息子、母マリ子には個室があり
わたしには荷物を置きの納戸と仮りの場所でコロナ禍の中、1年間作業をしてきた。

1月のお披露目会や個展が目白押し
一段落すると、複雑な胸中になっていた。

シンデレラ(サンドリヨン本当の名前)の胸中になり

「あ~わたしも舞踏会へ行きたいわ。。。」

この場合の舞踏会とは旅である。

コロナ自粛の中ではあったが、騒動が少し落ち着きはじめた頃にひとり旅の計画を経てた。

そこからは、ワクワクのはじまりだ。
[ ]

さて、わたしをこんな素敵なところへ導いてくださった方それは壁画ひとつぶの種
を動画発表したリモート開催記念にYouTubeでアップしたオリジナル作品だ。

この作品には協力者がいて、ひとつの作品となっている。

映像クリエイターの松浦有さん
写真家のその江さん

そして、ライア奏者の池末みゆき先生だ。
映像も相まって、非常に質が上がり動画としての価値も付いた。
https://youtu.be/15zxrVwhK8Q

この音楽家の方と繋がった事で作品は大きく変化をはじめる。
そして、わたしの生き方にもメッセージがあり再びおんなのひとり旅がはじまった。

20代、わたしは旅人をしていた。
リュックひとつでアメリカ大陸を旅したり
ヨーロッパでは各国で通じない言葉をジェスチャーで操り、かなりユニークな旅をしてきた。

旅は人生によく似ている。

孤独を感じるから嫌だと母マリ子は言うが
わたしにとっては《心の洗濯》ができる
事がわかった。

今回は格安航空券で飛び立つ事にした。
成田空港からの初peach
前回、パートナーとでかけた宮古島羽田空港から那覇那覇から宮古島
便が多く直行便はコロナ自粛で欠航便。

みゆき先生はわたしにいつも決まってこう言ってくれる。

「エミさん、ひとりは気楽よ✨自分のペースで良いし気兼ねしなくてよいしね。」

ひとり旅で先に沖縄へ向かった彼女を追いかけて、ある宿に向かう計画。

那覇空港に降り立つと
成田空港からの手続きの簡単さも合間って
近所を移動しているぐらいの簡単な移動だったと思える。

途中、peachの手荷物預りは手続きをネット条件に安くなることを知らなくてお金を払ってからの説明に少しイラッとしたが
これもビジネスの一環だと乗り込んだ。

格安飛行機はシンプルであるが、スマホを充電するプラグの無いタイプのカタオチ。
それは、少し残念でもあったが、ほんの
数時間のフライトだ。
朝淹れた手持ちのコーヒーをぐひりとしな[ ]がら、着陸を待った。

視界は悪く良く揺れた。
沖縄は雨か。。。

荷物を受け取り外へ出ると雨が止んで
少し台風の後を思わせる亜熱帯気候となっていた。

《レンタカーは借りない》

前回、宮古島の旅でやってしまった!
ひとり旅なら未だしもパートナーが一緒に居たのにも関わらず、エンジン全開で島中を駆け巡ってしまった。

結果的に壁画のご縁は繋がったものの
海に潜るという最大の目標をしなかった。

元々、海が大好きで魚の様に水の中で暮らしたいと人魚姫かアマビエかの如く思っていたはずなのに。。。

その失敗を繰り返さない為に、今度はゆっくりと市内バスに揺られてみることにした。

バス案内係のおじさんに

読谷村バスターミナルへ行きたいです」と伝えると、ここでいいんだよ。

と言われたので、20分待って乗り込む。

若い運転士さんのバスは丁寧にアナウンスされるものの、なかなか着く様子がない。

もしや?と思って残りわずかなスマホの電池を活用すると、どうやら通り越していた。

いや、そんなはずはない!
だって眠い眼を開いて見張っていたし。

バスの運転手さんに降りる事を告げて、
聞いてみたところ読谷村には行かないし
戻るしかないと説明される。

嗚呼!案内係は北海道生まれのおじちゃんだったと思い出し😱ショック!

しかし、降り立った小中学校前は何とも和かで25年以上前にカナダのオンタリオ州ロンドンでも、同じ経験をして風景に助けられた記憶が甦った。

残り、4%のスマホでバス停の写真を撮みゆき先生に送信。
宿のオーナーとみゆき先生が到着するまで
口笛を吹いたり、ミニハーモニカで遊んでいた。

かわいいブラウンのタントがバス停留所へ到着したとき、スマホの電源は切れていた。

間一髪助けられ、車に揺られながら今来た道を戻る。
雨上がりの空に虹🌈が架かったと聞いて
少しホッとした、。

「エミさんのお迎えに行ってみたら虹が
架かり綺麗だったわ♪見られてラッキー😆💕」

と少女の様にはしゃぐみゆき先生に助けられる。
オーナーさんは多忙な中、仕事帰りに車を出してくれたと聞いて申し訳ない気持ちだったが、タイミング良かったと言ってくれた。

読谷村に到着。

車を降りた瞬間に風がくるくると回り
わたしを通り抜けていくのがわかった。

~Muchos Bientos~

風の集まる場所へ到着した。

Part 2へ つづく