chikyuwatomodachi’s diary

地球はともだちのお話

地引き網とパラサイトのはなし。

お久しぶりの地球はともだちPJ blog♪
昨年、10月このアカウントが開けなくなった時にお友達から紹介があり、standfm をはじめました。
わたしの思うオモシロイ人々にインタビュー形式とその日その時感じるままにライヴ形式にてライヴ配信しています。
しかし今回はラジオトークより文章がいい。
そんな気分になったのは、人が絡んでいるから。
Standfm!
地球はともだちプロジェクト🌍


さて、今回は少しヘビーなはなし。
この話は最近出会った人々から学んだこと
教わったことなどを綴ります。

最近、わたしの周りでウゴウゴと蠢く。。。
人と人の間に起きる事件。

基本的にわたし自身が変わり者と認識しているので、その周りにいる人もちょっと変な人が多い(笑)確かに!

画家の友人がいる。かなり変わっている人。

ある時、どうやったら壁画が描けるの?
そういう仕事ってどうやって取っ手来るの?
わたしも壁画を描きたい‼️

そう言って私の前にやって来た。

画家 三木彩嘉 52歳
一緒にライブアートした作品

彼女は幼い頃虐待にあった経験を持つ。
その呪縛を手放す為にきっと画家になったのだと思う。

絵の世界に入って行くと、時間軸が変わり
自分だけのパラレルワールドに入れる。

その作品は少し陰影があり、夢の中をさ迷う感覚にある。
しかし、彼女の描く絵の世界に変化が現れてきた。
今日はその作品展が最終日だ。

絵が上手いから絵を描いている。
こんな人は五万といる。

しかし、彼女の場合は少し違う。

《絵が無くしては生きて来られなかった》

のだろう。

口下手で、空気を読めなくて、話していると時々違う世界にふわふわと消えてしまいそうなる。

そんな、変な人(笑、ごめんちゃい)

初めて出会った頃にかなり衝撃発言をしていた事を覚えている。

『わたしは友達とかいらない。親しくならない様にしている。必要ないと思ってる』

なぜ?

わたしの前に現れてそんな事を言うのか。
そこに興味深く反応してしまった。

そこから半年程、時間を共にする事が増えた。

わたしのワークショップに参加してくれた。
小学校での壁画では、こどもたちの通る足跡をぞうきんで一所懸命消して回ってくれた。

《人が気がつかない事に気になる。
人には見えていない部分が見えている》

そういう視点がある。
お陰様で校内がアクリル絵具で汚れることなく、こどもたちはワークショップを終える事ができた。

それからある時彼女はこう言った。

「わたしは人が怖かった。信じてきた人に言葉などで傷つけられたりしてきたから。。。
でも、少し変わりはじめたよ。」

自分に自信が持てないと言っていた人がメキメキとやる気に漲り、何とか個展を開催したいという想いを受け取った人たちがいた。

わたしとのミーティングがあり同じエリアを回っていたので、わたしもギャラリーの下見に同行した。
貸ギャラリーego オーナー服部雄二氏と対面。(アーティストの発掘と日々のワーク。
害獣駆除のハンター)

今回、彼女の個展に関わった燈師《あかりし》がいる。
これは、灯りを調整し空間を表現する仕事。

その人は服部高久氏。
(おー!ここでダブルハットリくん

大きな仕事もされており、神社仏閣に灯りを照らすなど《みあかし》の技術が何とも言えない美しい世界を生み出す。

この方、元々テニスコーチでありコーチングのプロである。
理解できるように、相手に寄り添い説明することに長けている。

大きな仕事も小さな仕事も全力でサポートをする。
今回も人生をかけた個展に全身全霊でアドバイスしてきた。

素晴らしい仕事をしている。
(この方、いつか世界へと動き出すよ✨)

さて、そんな彼があるときこう言った。

【えみさんは地引き網タイプ】

「一本釣りじゃなく地引き網でいっぺんに
ガーっといろんな魚を引っ張って来る。」

「その魚を一匹ずつ網から取り出して
食べられるのは調理して、今すぐ食べられないのは生け簀で泳がしています。」

そう言えばそうなのかも。

活きが良い魚はどんどん売り込みたい。
ちょっと珍しい魚は観賞していたい。
また、弱っている魚はじっくりと静養させ
他を攻撃する魚には渇をいれる。

でも、どれひとつとして要らないモノはない。
全ては大海原で共存共栄し同じ空間を共有しているから生きている。

今回、この魚たちに着いてくる寄生虫の存在も知った。
血を吸いながら、生きていく。
更には寄生した魚を人が食べたら、食中毒の症状がでてしまう。それが、アニキサス。

そうしなければ生きていけない。
だが、アニキサスだってやはり生きていかなきゃならない。

だとしても、魚の世話はしても、それに貼り付く寄生虫までお世話する気はない。

アニキサスは自分の存在など知らない。
パラサイトの世界に生きているのだから。