虫 〜10歳のメッセージ〜 発達しょう害のグレーゾーン
この詩は自由の森学園の特別授業に参加したとき
息子が書いたもの。
当時、10才の息子は読み書きが苦手
このときも学校の授業の内容からは
外した答えを書いたそうだ。
授業の内容はある詩人の詩から読み取る
例えを書く内容だった。
しかし、彼はその時にオリジナルの詩を書いてしまったのだ。
私はこの詩が好き。
そして衝撃的でもあった。
当時、発達障害を心配していた。
しかし、彼の中に世界観があり
その感覚はとても優れていると感じたから。
その頃受けたWISCの知能指数テストはギリギリ
いわゆるグレーゾーン。
中学生になった今も文字の読み書きは苦手だ。
学校の成績がすべてなら、彼は生きていけない。
しかし、人間としては優しく穏やか
平和を好み、動物をこよなく愛している。
そんな彼の未来に詩が生きている。