chikyuwatomodachi’s diary

地球はともだちのお話

コンプレックスからの開放で心が歓んでいることをする

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私は歌うことが好きだ。

歌は幼き頃、七五三のお祝いに舞台で歌って
おひねりを頂戴してから人前で歌う機会は
たくさんあった。

小学校の3年生、学年が変わる際のお別れ会の時
みんながピンクレディーのモノマネで踊ってる。

私の出番では津軽海峡・冬景色を熱唱した。

担任の先生からは
「あなたは歌手になりなさい。」
と言っていただいた。

音楽は大得意だった。3歳からはじめたオルガンにピアノ、オーケストラではチェロ。
エレキギターなどあらゆる楽器に触れてきた。
しかし、歌は違う。そう、思っていた。

人前に出られる程の美貌も持っていないし。
私は太っていることが大きなコンプレックスとなり、目立ってはいけないという気持ちになり
なるべく学校では前に出て歌う事をしなかった。

歌を唱うきっかけは
人の言葉によるものだった。

あれは、たまたま友人の隠れ家レストランで
知り合った60代の男性と意気投合して
カラオケに行った時のこと。

「あなたはシンガーだね。もっと歌を唄ってたくさんの人に歓んでもらいなさい。」と。

のちに彼は日本の有名なダンスグループに
息子さんを持つ父親だと知った。
その時も、息子さんの才能に早くから気づいて
ダンスの道を薦めて来たと話していた。

人は言葉によって創られる。

45歳の誕生日を迎えた年
不思議な事がたくさんおきはじめる。
私は離婚という人生のターニングポイントに
向き合ってる最中。

よくある場末のカウンターの居酒屋で
今時、レーザーディスクのカラオケしかない
店だ。

そこで、唄っている私に声をかけてくれた人。

「あなたをある大会に出してあげるから、
この日ついてきなさい。」

1000人程の人が集まる、大きな大会だった。

舞台ではJAZZシンガーの女性が唄っている。

「次は貴女の番。あなたは来年ここで歌いなさい。」

そこからは、たくさんの方々から言葉をいただき
歌は私の魂と思わせてくれる数々の出逢いがあった。

その出逢いが私の心を育ててくれた。

歌っていいんだ!

遅咲きではあるが、歌を唱う事に決めた。

好きなことと仕事は違うという考え方もあるが

歌を唄って歓んでもらえるなら

歌を唄い続けること

好きなことを止めないこと

この事を大切にしていきたい。

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振り返れば、カラオケ大会で優勝したときも
六本木のステージで声をかけられたときも
バンドのボーカルをやらないかと言われたときも

私の中に歌を唄い生業にするという意識がなかった。

自分の中の意識が変わる瞬間
私の人生が変わった。

それは、勇気と自信が満ち溢れるときだ。

自分への信頼を取り戻し

この世に生まれたことを愛しいと感じ

何よりも好きなことに気づいた、その時に。


あなたにもきっとある。

誰に何を言われても変わらない

好きなことが。


誰かと比べる訳でなく

何かを測る訳じゃなく

ただ、純粋に思う【好き】という感覚。

あなたの好きはなんですか?

今、好きなことを楽しんでいますか?f:id:emikobo45:20191106122920j:plain