chikyuwatomodachi’s diary

地球はともだちのお話

おお~ブルッた!夏の風物詩。

あなたには聞こえるだろうか?
人間の声以外に聞こえる、生き物の声や物質のメッセージを。。。。
と、まぁ。こんな感じで今週のお題に乗っかってみますわ。
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森の中に入って木を伐採してキャンプ場を作っている知人がいる。
そこへ言ってみると、何か伝えてくれる
メッセージの中に。

「何も聞いてなかったのに、切られてる。
怒っているよ。」

と言っていた。


次にお世話になっている会社さんの受付に置いてある多肉植物が枯れはじめていて、明らかに潤いを求めていた。
あまり枯れない植物だけに、関係者に確認してみた。すると、今まで世話をしてくれた
社員の女性が辞めてしまったという。

「ごめんね、お水をたくさん飲んで元氣になってね。」

土をゆっくりと手でほどいていく。
根腐れしていたり、乾いていたり、
狭い植木鉢の中に込み合ってしまい、パリパリと針金のように落ちる。

たくさん謝った。

謝るのは、無視されるという記憶に。

こうして時々会える時は、そっと手で触り

「ありがとう。今日もかわいいよ。」

とメッセージを送る。


そして、最近はこども美術館の仕事終わりに気づいてしまった臭いに反応。

倉庫から異臭がしていた。
なんとも言えない古い臭い。

水の流れないシンクの上に無造作に大量の筆や刷毛が置かれている。
その木の部分にこんもりとカビが生えている。

「臭いのは、これが原因だな。」

その、倉庫は作品のサンプルや備品をしまう場所なのだが最近掃除された様子は無い。

陽も当たらず、風通しが悪いのだ。

建物事態が、土を含む素材なので水分を吸いやすくなっている。
しかし、逆に言えば呼吸しやすい素材。

おそらく、気にも止められず長い間放置されていたのだろう。

そのたくさんの筆たちの声がワサワサと何か呟いていた。
これは、マズイ。

残り10分で全部洗って片付けるにはとても
一人では間に合わなそうだ。

しかし、筆たちは協力してくれた。

千と千尋の神隠しで出てくるお腐れ様の如く何年もお風呂に浸かって居なかった人の様に

「あ~~~~いい湯じゃ~」

とのことで、気持ち良く風呂から上がってくれた。

その日は仕事終わりがやや押してしまって、
帰りの道は観光客の引いた後。
道路はえらく空いていた。

ここでいつもなら、アクセル全快してしまうところが道の左側をゆったこらゆったこら
中年の女性が自転車をこいでいる。

追い抜くのを止めて、今日の筆たちからの
メッセージを思い出していた。

すると、ゆるやかなカーブを曲がった辺りにネズミ取りのお巡りさんたちがズラリと並んでいた。

こちらのゆっくりスピードに早く走ればいいのにと言わんばかりに、赤い棒の様なものを振っている。

「あ~~筆たちからのメッセージか!」

と足止めに感謝しながら、安全運転で帰宅の道へ。

あなたにも本当はあったはず。
幼い頃から見えないものが見えたり、
見えるはずのものが見えなかったり、
怖いと思うことが多々あったりしたことを。