chikyuwatomodachi’s diary

地球はともだちのお話

口裂け女の教訓【危機管理脳力と人間力】

先日は4年に一度のうるう年。
しかし、そんな事も忘れる程の衝撃的なニュースが
駆け回る。

そう、新型コロナウィルスだ。

2020年に入りジワジワと中国から進出を始めたこのウィルス。
 
目で確認することはできない。
誰がかかっているかわからない。
そういう点ではインフルエンザに似ている。

しかし、新しいタイプの事にビビる体質は日本中を一気に不安へ陥れる。
なぜなら、国の主である総理大臣が記者会見を
行ったことが更なる不安を煽ってしまったからだ。

この記者会見については賛否あるだろうが、
ここではこれを吊るし上げる事はしない。

コロナウィルスだけでなく、日本人の危機管理について考えたいと思う。

最近はTVニュースよりインターネットの時代。
多くの人がネットを操り、自身の意見を述べることができる。

そこにマスコミの情報が拡散され、てんやわんやとなる。

あれは確か、私が小3の頃にかつて無い程のニュースが日本中を震撼させた。
そう、それは口裂け女だ。
マスクの下の唇が裂けた女性が
「私、キレイ?」
と聞きマスクを外すらしい。

そんな事を聞かされた私は夜も眠れないほど
ビビってしまった。

「更には、あなたの町にもやって来ている。
そう、明日は6丁目にもやって来る!」

こんな事で涙目となり、友達という友達に電話をかけまくり心配に心配を煽りまくった。


新型コロナウィルスは口裂け女より確実に迫って来ている。
どちらかと言えばプレデターエボラウイルスの方が近いかな。
ゾンビ映画さながらの不安を感じている人はそんなにいないはず。

しかし、感染を懸念したのか又は何か別の話題に
転換させる為なのかはわからないが

小中高学校の休校が総理大臣より言い渡され
それはまさに違う形で震撼した。


日常生活を脅かすのはウィルスではなく 
仕事が無くなること 
こどもの生活を守れない環境
将来への不安だ。
 

口裂け女が明日やってくる!の方がよほど覚悟が決められる。見えない的と闘う宣言を統一感として出すよりは…。

ひとつだけ同じテーマはマスク😷。

口裂け女は分かりやすくマスク😷をしている。

しかし、今回は街中の人みんながマスク😷をしている。


いったい、誰が風邪をひいているかわかりづらい。
マスクは予防法ではなく、防御のつもりだろう。
しかし、マスク😷は口裂け女の様に必要な人がする為のモノである。

年間、何人の人がインフルエンザで無くなるのだろう。この数より、交通事故による死亡事故や
若者の自殺による死亡が多い事はご存知だろう。

危機管理能力はトイレットペーパーを買い漁ることではない。
安全管理だけでなく、周囲の人と共存共栄し
人間力で乗り切ることだ。

噂やフェイクニュースに踊らされる事なく
自分の持つ五感を研ぎ澄まし
生きていこう。

そこには、しっかりと自分だけのフィルターがある。
 
こどもの頃にそのフィルターがあるかどうか
大人がしっかりと見極めてあげたい。

これは、口裂け女の教訓だ。