chikyuwatomodachi’s diary

地球はともだちのお話

あなたの居場所はどこに?

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杉並区東原児童館で学童保育に通うお子さんや
ご縁のある人たちと一緒にハンドペイントの
ワークショップをしてきた。

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最近、こども食堂のきっかけから、
あらゆる居場所事業の事業相談を受けている。
食べるコミュニティは人の輪を生む。
この日もブンブンオニギリが盛り上がった。
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食べものに感謝♪

きっかけは、2019年の年末のこと。
その日はたまたま、ふらっと立ち寄った集まりに
隣の席に居合わせたサラリーマン風の男性は
ご自身の息子さん(小2)が通う学童保育での危機についてお話をするために会場へ来ていた。

お子さんの学童保育は都内でも住みやすく
人気のエリア杉並区だ。

正直、高級住宅地となったエリアでリッチな
サラリーマンや昔ながらの住人が静かに暮らしているとばかり思っていた。

西荻窪辺りは、私の好きなゾーンで散歩しながら
ANTIQUEショップを覗いたりもしていた。

しかし、蓋を開けてみればそこには東京で仕事をする納税者が家庭を持ち国を支えるために生活拠点となるひしめき合う住宅街だ。
区画整理ははじまっていない。
道路は舗装されず、電柱は道の真ん中寄りに建てられた古い通りも見受けられる。
車で通れば、コーナーを曲がり切れず擦り跡がたくさんついている様な通りも多い。

なにか、杉並区エリアにも大きな商業化のニオイ。


現在も解決されずに署名活動まで繋がったのは
こどもの居場所、学童保育の児童館廃止のお話。

学童保育とは働く親に向けた、第二の家庭となる
保育園の延長の居場所。
特に小1〜小3までの学童が宿題をしたり遊んだりと
親の帰宅時刻までの空き時間を過ごす場所である。

両親共稼ぎの家庭、シングル家庭には命綱とも
言える。
こども食堂は民間の動き、学童保育は行政の働きで
家庭を支え、子ども達のSOSを組み取る機能もある。

その学童保育が廃止となり、校内に新しい学習支援室を作る動きがはじまっている。
それが、放課後サポートや放課後ディサービス。

学童保育と放課後サポートなどの体制で
どんな違いがあるのか?
おそらく、子どもを預けていても知らない人もいるだろう。

他エリアの区議と市議さんから聴き取りをしてみた。

学童保育厚生労働省の管轄。行政の運営。
学習サポートは文部科学省の管轄。
民間委託の方向。

https://www.gakudou-hoiku.com/about/

一元化するために東京都が動きはじめたのは、
二十歳になる我が子が学童にお世話になっていた
10年ほど前から話し合われてきた施策だろう。

そこにはいろんな意図が見える。
少子高齢化、予算組、居場所事業、あっせん、
民営化、等々。

民間委託するにしても、まずは現在その施設利用者
である子の親に区や市は正しく理解してもらうべく話し合いが行われるはず。

そこで、東原学童保育の親の有志が立ち上がり署名活動をはじめた。

自分の子どもたちを護る、生活を守るために
必要な話し合いが行われる前に可決された事項を
進められて困っているのだ。

さて、居場所ってなんだろう?

最近、この居場所について考える事が増えている。
子どもと言っても、0〜18才まで。
小学生と中高生では内容が違う。
ひたすら遊べる場所、勉強できる場所、
家庭や学校とは違う第三の居場所だ。

また、子どもだけが必要な訳ではない。

大人も色々。
コミュニティ、趣味、食事、スポーツなど
あらゆるシーンで居場所が求められている。

この居場所について、2020年動いてみよう。
こども食堂から見えた縮図は
今必要なコトに対するヒトとモノ。

行政とは違う視点でかゆいところに手が届く動き
とは何かを模索する。

そんな、きっかけを作ってくれた子育て真っ盛り世代の働き手でもある皆さんに心から感謝したい。

子育ては喉元を過ぎれば熱さを忘れる。
渦中にいる時が一番痛感している時だ。

私にはまだ中学生の息子が居る。
高齢出産の賜物だ。

この息子が通う学校でさえ、教師の逮捕という
大騒ぎな事件が起きた。
これもまた、教師という聖職者が
必要な居場所を失った大人の声でもある。

なぜならみんな昔は子どもだった。

子ども時代を大切に過ごせる居場所があれば
大人になったとき、居場所を作る側になるのではないだろうか。