chikyuwatomodachi’s diary

地球はともだちのお話

夜の歌舞伎町おとなの性教育ツアー

歌舞伎町へ社会勉強に行ってきた。
これは、おとなの性教育
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私がおとなの階段を登ったのは
生理がはじまった、40年前のこと。
誰よりも早く小学4年生からのお付き合いだ。

女性にとって、月1回の厄介事でもあり
身体をリセットする大切な時間。

しかし、4年生の私はそんな事は何も知らない。

ただ、あの日の記憶は鮮明だ。



母方の祖母が早くから病に伏していた。
春休みに母は病院へ付き添い介護
私と次男の兄(マボちゃん)は小学生で、田舎へ行けばただひたすらに
自然の中に入り込み虫とりなどして楽しんでいた。


春の田んぼはまだ稲穂が育っていないし
底に何がいるのか気になった。
水の上をスイスイとアメンボが通り過ぎる。


網を持って、救いあげると
タニシがたっくさん入っている。
昔、おばあちゃんが佃煮を作ってくれたことを
思い出して、2人競争してたっくさん取った。


しばらくすると、マボちゃんは
「お腹痛くなった〜 ウ○コ〜」
と叫んで、森の中へ。


一人で必死にタニシを取っていると
お腹の下の方に感じた事が無い痛みだ。
ああ、私もウ○コに違いない。

そこで、マボちゃんとは反対側の森の中へ。

しかし、違っていた。
パンツの中に既に漏れていた。
これは、お腹を壊してしまった!と思い込む。

そして、早く帰りたいとマボちゃんを急かして
母の実家に戻った。

なんだか落ち着かないお腹の感覚。

商売をしている母の実家はよろず屋だ。
何でも手に入る。

そこで、叔母にこう言ってみた。

「ミチコおばちゃん、なんだか変なの。パンツが
汚れてしまったの。お腹も痛いし。」

すると、お店の中から新しいショーツと紙でできた
パットを持って

「こうやって、貼って使うんだよ。おトイレに
行って来なさい」

なんだかモヤモヤと変な気分だ。


そして、言われた通りにやってみた。
2時間経たないうちにトイレへ行きたくなる。

それが私の初潮だ。



小学校では5年生になると男女別れてビデオを見せられるぐらいで、大した授業はなかった。

それに、おとなになっても知らない事ばかりで
教えてくれる人はそんなにいない。


今、50歳になったから恥ずかしげも無く
言ってる訳ではない。

これは、必要な事だから綴ろうと決めたのだ。



女性と男性では身体のつくりや性に対する感覚は
大きく違うこと。

また、そんな大切な事を教えてくれる人は
教育者にはほとんどいない。

私たちは循環の中に生きていて、当然の如く
通過して命を受けて誕生したのに!!!


そこで、年齢はひとつ下。
私より経験豊富な女性と出会う。

彼女はとても若いとき、15歳の頃に風俗業界に
足を踏み入れた。

また、薬物に手を染めた事もある。

私の人生は籠の鳥だったと話すと笑いながら

「違う意味で籠に入っていたし!」

現在は風俗業界の女性のメンタルケアを行い
ビジネスウーマンとしてもメディアに露出している
ジュンコさん。
 
仕事ともうひとつ、犯罪者の社会復帰の為のサポートNPO法人いきなおしの活動もされている。

彼女にはまだまだ教えて欲しい事がたくさんある。

そんな彼女に誘われて、先日は歌舞伎町へ
性風俗業界の黒船!
バーレスクダンスを見に行った。
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これは、予想よりずっと大胆で美しく逞しい
世界だ。
性風俗業界と言うとタブーな世界と思われがち。

しかし、実に素晴らしかった!

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ダンサーの女の子MOMOちゃんのバースデー。
いつもよりお祝いで駆けつける人に溢れていた。

バーレスクとは夜のショービジネスでは有名で
ハリウッド映画にもなった。

今回はそれよりも小さなステージ、恐らく
3疊も無い狭いスペースで最終的にはティーバッグのショーツ1枚とニップルカバーだけを付けた
露わな姿で踊る。

しかしそこに群がる男性たちの表情はやけに明るく
また、応援する彼女のファンに包まれた空間だ。



さて、なぜ今まで見たことの無い世界に足を踏み入れたか。
それは、幼い頃に感じた魅惑の世界へ興味があったからだ。

父の書斎にコッソリ隠してあった、女性の裸体の
カレンダーやトランプ。

『なんだか見ちゃいけないのに見たい』

これぞ性教育だ。


学校でも教えてくれない。

アイドル雑誌の終わりのページに書かれた【SEX】
にドキドキした事がある。


性教育では、知りたい事を知っていないと危険さえ
伴う。

1ヶ月前に家出少女たちのサポートをしている
#BOND
の話を聞いた。



「助けて、今夜泊まるところが無いの!」

なんて、Twitterでつぶやいたら

たくさんの大人の男性から

「うちへおいで。泊めてあげるよ」

なんてアンサーが数分で集まってくる。



彼女たちは何らかの事情で、地方から東京へ
出てくる。
その家出少女の受け入れ先は行政ではない。

民間で活動するサポートチームによって
保護されるのだ。


中には既に妊娠している少女もいる。
 
一晩、身を委ねた男性との性交渉により放置していたらみるみるうちにお腹が大きくなっていた。

そんな事が多発している。


すべては繋がっている。

性をお金で買うことは、かなり昔から行われている。

何を隠そう、私の先祖は花街経営者だ。

東京の日本橋や浅草界隈で女性の性を商売にしていた。
当時は国営企業だった。
その家に育ち結婚し
祖祖母は男の子二人を育てる途中
こんな処では子供の教育に良くないからと
夫に一緒に出ようと提案した。


しかし、夫は離れたがらず離婚。
千葉のド田舎へ幼い子供二人を連れて家を出た。

そんな祖祖母の話を何度か聞かされて育った。


今、私にできることは関わる事かも知れない。
きっかけは【こども食堂
性の世界とは、かけ離れている様に思うが
すべては繋がっている。


この世に受けた命のおはなしだ。

この春、私は企画イベントを開催する。

それは【生命といのちのアート】

たった、ひとつぶの種として生まれてきた私たちが
感じる死生観はアートなのだ。

アートとは表現力、それを大切な場所から発信したいと考えている。

正確な開催が決まったらお知らせしよう!