chikyuwatomodachi’s diary

地球はともだちのお話

3/20母の誕生日は宇宙元旦👽

昨日は母の誕生日だ。
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1週間前からお祝いのワイン🍷で盛り上がり
昨年末には早めの誕生日プレゼントとして
軽くて温かいコートをプレゼント。

しかし、当日は私たち親子は居なかった。

2番目の兄が家族を連れてお祝いに来てくれたので
母は嬉しくて買ったばかりの掃除機と買っても使っていなかった電子ピアノをお返しに渡した。


家族として同居してみて気をつけているのは
日々のご飯を健康食にしたり
お酒の呑み過ぎ無い様に声をかけたり
車の運転をしたりと特別な事はない。
 
愚痴や同じ話を何度も繰り返すのは高齢者の定番。
傾聴をしたり、職場でのトラブル話など聞いても
相手の名前さえわからない人の話、
そう、それは他愛のない事ばかり。


私たち家族は3人生活から母のいる実家へ移り
4人家族となった。
 
実家に戻るのは28年ぶりだ。
考えれば親子で過ごした時間は私の人生の半分より短い。

母親とは友達の様な関係であり、
言いたい事が言い合える母と娘。

厳しかった父とはちょっと真逆の性格の母。

どちらかと言えば、突然の自由行動や少女の様な
天真爛漫さと生まれ育った環境からお嬢様気質。

母は21歳で父の元へ嫁ぎ、警察官の妻として
おそらく自分では慎ましく生きて来たと思っている。

しかし、そんな母を冷静に見てきた私。

母と子という関係なのに、高校生ぐらいになった時母はとても幼く感じる事があったりもした。
父への尊敬とは少し違う。
それは、言動や行動がはっちゃけているからだ。

過去にいろんなネタを数々披露しているが
順位をつけたら100ネタ程ある。
 
その中でも忘れられない話をひとつ。
  

2番目の息子を出産した後に起きた事件だ。

母マリ子は泊まりで2週間程の間
我が家に来て当時保育園に通う上の娘の世話をしてくれた。

ちなみにその時は元旦那のお母さんと同居していた家であったのにだ…。
 
マリ子は新築の一戸建ての玄関付近にある
1本の木が気になってしょうがない。

帝王切開で意識が朦朧(モウロウ)とする私の
耳元でこう言った。

マ「あの木、抜いてもいいかな?」

私「えっ?何の話?何言ってるの?」

私は帝王切開の手術で麻酔が効きすぎて眠れない状態にあった、そんな時に確かに気(木)の抜ける話だ。
 
さて、1週間を待たず早めに退院して家へ戻ると
毎日何度か木を抜く話をしてくる。

腹筋を切ってこどもを産んでいるのに
何が何でもマリ子は木を抜きたがる。

終いには、木を抜く準備をはじめ
また、身体を休めなければならない私に向かって

「あの木は家を悪くする。
早く抜かないと大きくなってしまう。」

と急かすのだ。
  
その木は月桂樹の葉が香しい、お気に入りの木だ。

しかし、今木を抜かないとマリ子は毎日耳元で
囁き女将の如く言ってくる。

そして、私は許可してしまった。
産後の身体に木を抜く作業は辛すぎた。


と、まぁ。。。こんな母です。

宇宙正月の日に生まれたのは納得。


さて、同居が始まり、日々の生活。 
未だに仕事をしている79歳はそういない。

結婚するまで、一度も働いた経験の無い人が
今も続けている。

それにはアッパレ!
しかも、来年まで続けると言う。

そんな母に感謝しか無いし、 
孫である我が子たちは助けられている。
    
日々の暮らしの中に忘れがちな感謝。
改めて、母にありがとうを伝えよう。